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広告無しでFacebookページのフォロワーを0人→から2,000人に増やした方法

広告無しでFacebookページのフォロワーを0人→から2,000人に増やした方法

企業のフェイスブックページを作ったのにうまく活用できていないといったこと、ありますよね。

  • そもそもネタがない
  • 効果がわからないからリソースを割けない
  • 少し投稿したけど反応がない

だいたいこういったところが理由になってきます。

この記事では、フォロワーゼロから2,000人(正確には現時点で1,944人)のフォロワーを、広告無しで獲得するまでに行ったことを紹介しています。

特に顧客に直接リーチしづらいBtoBtoC事業を営む方の参考になると思います。

もちろんすべての業態に当てはまるわけではありませんが、入荷情報などをお客様がブログなどで紹介してくださる商材であればかなり有効だと感じています。

そしてその他の業種の方にも参考になる部分はあると思いますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

ふつう、フェイスブックページを作っても誰も見てくれない

普通の企業が、特に製造卸の企業がフェイスブックページをつくったとしても、フォローしてくれるのは社員と転職・就職希望者、そして取引先くらいですよね。

エンドユーザーとなるお客様まで認知がされている商品であれば少し話が変わりますが、それでも多くの場合、フォロワーは社長のFacebook上の友人までの範囲に収まってしまいます。

その後の投稿も、良くてたまに新商品の紹介や社内行事のレポート、下手をすると社長の日記になってしまう可能性も。

盛んに「会社でブログをやりましょう」と言っていた時代と変わらない現象がFacebookでも起きてしまうのです。

もちろん会社のWebサイトでの情報発信はいまでも有用ですし、だからこそこうして弊社でも投稿をしていますが、投稿内容はもう少し選びたいところです。

運用にコストやリソースはかけられない

「投稿内容を選ぶ」と書くと一気にハードルが上がって、手が止まりがちです。文章を書くことや投稿することなんて、普通はそんなに思いつきません。

それでも、やはり無料で使えるツールは積極的に利用していくほうが良いのは間違いありません。

テレアポ営業代行や記事投稿の外注、リスティング広告なども有効な営業手段のひとつだとは考えますが、どれも現実的な費用がかかります。

でもSNSの投稿であれば文章は短いほうが喜ばれますし、確実に社内でも実践できます。

社内での実践の範囲内であれば、(当然人的リソースは必要なものの)表面上のコストはゼロです。

もちろん、確実に効果が望めるなら先述のリスティング広告等が手っ取り早いのは事実です。

ただし仮に広告がクリックされて見積依頼が来ても制約に結びつかない場合もありますし、クリック数分だけの支払だとは言え、先立つものは必要になります。また専門的な知識が必要なので、普通の人にはハードルが高く、専門業者に依頼することになるでしょう。

これらは然るべきときに然るべきかたちで実行する施策として捉え、費用がかからず誰でも地道にできる施策は社内で行うものと切り分けるほうがよいでしょう。

その筆頭が、ブログやSNS投稿です。

フェイスブックページなら企業ブログよりずっと簡単

弊社では、自社メディアやお客様のサイトでも実践しているように、ブログ(やそれに類するコンテンツ)を使ったSEO施策の効果は大きく実感しています。

ただし「利益につながるSEO」というのは競合にとっても同じで、少ない椅子を奪い合う「椅子取りゲーム」です。

簡単に椅子に座れるゲームは利益が少ない、もしくは出づらいものであり、一方で椅子の奪い合いが激しいゲームは、椅子に座ることができれば大きな利益が期待できます。

またGoogleの評価は常に変動しますので、SEOによる集客は前提が崩れることも多くなります。通常のSEO施策は効果が出るまでに早い場合で半年〜1年ほどかかり、さらにそれが実際に利益に結びつくかどうかはまた別のお話でもあります。

企業ブログを始めとする自社コンテンツでSEO施策をする場合、この長い道のりを乗り越えた先には大きな利益が待っている場合もありますが、数年かけて積み上げたコンテンツがGoogleのアップデートで無に帰すこともじゅうぶんありえるので、現在ではある意味ギャンブルになってしまっています。

※コンテンツの内容により、アップデートの影響がない場合も多々あります

それに比べて、フェイスブックページの更新はよりハードルが低いのに、積み上げ資産にもなり、ジワリと効いてくるものです。

SEOのように劇的な効果を得ることは難しいのですが、メルマガに近いかたちで情報を届けることができるので、ブログや広告などの運用が難しい場合はまずはここから始めるのがよいと考えています。

誰でも簡単にフォロワーを増やす方法

さてここからは、弊社がお客様のアカウントで実践した、誰でも簡単に、しかし地道にフォロワーを増やす方法を紹介していきましょう。

コツは以下。

  • 何はともあれ、すぐに反応を期待しない
  • FB内で検索されやすいページ名にする
  • ページプラグインで会社・お店のWebサイトに埋め込む
  • 誰かの役に立ち、かつできるだけ毎日更新できる方法を見つける
  • とにかくずっと続ける

各項目を解説します。

何はともあれ、反応を期待しない

まずはこれです。

今回ご紹介する施策の目的は、SNSでお金をかけずに少しずつファンを増やすことにあります。ですから、実行したからと言ってしばらくは何も起きません。フォロワーが少ないうちは、投稿への「いいね」すらほとんどつかないでしょう。

1カ月続けたところで反応は微々たるものだと思って、期待せずに続けることを優先してください。

FB内で検索されやすいページ名にする

これも実は見逃しがちですね。

Webには「クエリ感覚」というものがあるのですが、それに類するものです。

実際にあった事例としては、アルファベットの社名だけでフェイスブックページを作ってしまうこと。これだと、Facebook内でカタカナで検索したときに表示されづらいのです。Facebookの検索はGoogleのそれほど賢くありません。また表示されたとしてもカタカナ→英語への変換ができないひとだっています。

僕が大好きなお店にも、フェイスブックページの名前が英語表記だけのところがあります。このお店はFacebookに営業情報を書き込んでくれているのですが、カタカナで検索したいのに毎回ひと手間かかってしまうんです。

こういったことの積み重ねも大切にしたいところです。

ページプラグインで会社・お店のWebサイトに埋め込む、リンクする

Facebookページは、作っただけではFacebook内に閉じた世界となってしまいます。しかも基本的にはページへの「いいね」をしてくれた人だけにしか届きません。

そこで、企業のWebサイトがあれば「ページプラグイン」を使ってフェイスブックページを埋め込みましょう。

ページプラグイン – ソーシャルプラグイン – ドキュメンテーション – Facebook for Developers

この記事では詳細は割愛しますが、該当するフェイスブックページのURLを入力するなどして簡単に設置できます。

※Webサイトへの設置が社内で難しい場合は然るべき企業やパートナーに依頼してください

また飲食店などでWebサイトがない場合は食べログ等からリンクを張るようにしましょう。少しでも流入経路を作っておくことが大切です。

ただこれも設置したからと言って劇的にフォロワーが増えるわけではありませんので、過度な期待をしないようにしましょう。

誰かの役に立ち、かつできるだけ毎日更新できる方法を見つける

さてフェイスブックページを整えてとりあえず流入経路も作ったら、あとは更新です。

でも何を更新したら良いのかわかりませんよね。

ここのハードルを上げてしまっては元も子もありませんので、できるだけ機械的に、それでいて誰かの役に立つ投稿を考える必要があります。

あくまで一つの事例ですが、非常に簡単でしかも効果が出やすいのが、

「卸先が自社商品を紹介してくれるブログ等を紹介する」

というものです。

例えば「○○(あなたの会社名)の商品を入荷しました!」というブログに、その商品の簡単な紹介文を含めて公開してくれている記事があるとします。

これをFacebookで、「弊社の商品○○をご紹介いただきました!ありがとうございます」としてリンクを添えて投稿するだけ。

ここで重要なのは、この記事をFacebookページで紹介することは、卸先と購入検討者にとってどちらにも役立つ、少なくともデメリットはないということです。

卸先にとっては、仕入元のフェイスブックページで紹介されれば絶対に悪い気はしませんよね。しかもその卸先はお金を払って仕入れているわけで、サクッと売れてくれたら一番うれしい。もちろんそれはあなたの企業にとっても、大変喜ばしいことです。

また、卸先企業がアクセス解析ツールを入れているのであれば、担当者が確認した際に

「なんだか○○(あなたの会社名)の記事を投稿するとアクセスが伸びるんだよな〜」

という感想を持ってくれるかも知れません。もちろん商品が売れることを前提としますが、ブログ等での紹介の回数が増える可能性も高まります。

また卸先だけでなくユーザーにとっても良いことがあります。それは、

「○○の商品、自分が住んでいる地域の近くだとこのお店で買えるのか」

といったことが、レビュー付きでわかるのです。一般的に仕入元は小売りをせず、極力販売店の売上に貢献することが、全ステークホルダーのメリットに繋がります。

このように、卸先の情報発信をサポートする意識を持つことで、回り回って自社の利益につながると言えます。

ブログ記事の発見は、すべての卸先のWebサイトやSNSを調べてリストにしておき、feedlyなどに登録して毎日検索するだけですね。とても簡単です。

※この記事では、詳しい方法は割愛します

とにかくずっと続ける

さて、こうしてできるだけ毎日投稿する土台ができたら、とにかくこれを続けましょう。朝の15分くらいでできます。しかも社長や役職者などでなく誰でもできます。アルバイトの方でもできる。

弊社のクライアントの事例ではありがますが、2年くらいで1000フォロワー、4年くらいで2,000フォロワーほどになりました。もちろん投稿自体はたまに役職者がチェックしますが、基本的にはスタッフさんにおまかせ運用です。

大切なのはやめないこと。

何度も書きますが、そもそも費用ゼロ(人件費はちょっとかかる)でやることなので劇的な効果を見込むようなものではありません。

それでも自発的にページに「いいね」をしてくれたフォロワーが2,000人いるというのは、大きな財産になります。

ただし、自社の商品推しの投稿しか流れないページはそっと閉じるだけでなく、ミュートもしくはフォローを外されます。なので、まずは取引先やエンドのお客様に対する貢献の一環として運用しましょう。

その土台ができたところに、稀に自社Webサイトへのリンクを設置した新商品の情報を投稿。それだけでその日の自社WebサイトのPVがぐっと上がり、投稿へのいいねやシェアをしてくれた人にじんわりと伝わります。

まとめ

ふつうは社長や社員の知り合いしか見てくれない企業のフェイスブックページ。それだけでももちろん無いよりはある方がよいのですが、より効果的に、そして費用をかけずに運用する事例を紹介しました。

普通の人には「バズるコンテンツ」なんて作れないので、淡々と粛々と、地味に誰かの役に立つ投稿を繰り返していけば、あとから振り返ったときに少し高く積み上げた資産ができるように思います。

長丁場とはなりますが、実践してみてください。

著者情報

佐藤崇史
佐藤崇史代表取締役
Webの色々を中心に、様々なモノ・コトを使ってお客様のビジネスををサポートしています。特に地方で頑張る中小企業の業績を一緒になって伸ばしていくのに生きがいを感じます。自社Webメディア複数運営。最近はゲーム配信も少々。

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