株式会社ローリン

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2019.04.30

ビジネス

5期目を終えて

こんにちは。代表の佐藤です。

平成最後のGW、いかがお過ごしでしょうか。

僕はといえば、相も変わらず子守をしつつ(といってももう小6と小1なので子守ってほどじゃないけど)、仕事してます。

完全OFFにする予定は1日もなく、とりあえず馬車馬styleで働くと思います。

そう。

最近仕事に対する情熱が戻ってきたんですよね。

そんな中、弊社は今日で5期目を終え、明日から6期目に突入します。

実はこの5期目は、いままでに無いほどアップダウンが激しくて、楽しいこともしんどいこともたくさんありました。

ま、アップダウン自体はいままでにもあったんですけど、経験してないことが多かった、という感じですかねー。

ということで恒例の振り返りを綴っていきたいと思います

4期目までの振り返りはこちら!

Like a rollin’ stone

事業は計画通り進んだのか

4期目の終わりのブログで、5期目の目標について書きました。

  • 利益を今期の2倍にする
  • メディア事業をスケールアップさせる
  • EC事業を軌道に乗せる
  • 受託は現状維持くらいでキープ

となっています。

まずはこれらがどうだったのかを振り返っていきたいと思います。

利益を今期(4期目)の2倍にする

利益目標については、完全に達成しました。ありがとうございます。

決算前なので正確な数字は出てないですけど、おそらく昨期の300%くらいにはなったと思います。

  • 思惑通りメディア事業が伸びたこと
  • 受託もしっかりキープしたこと

が要因です。

ここ2ヶ月ほどは節税について情報収集してましたね笑

ただ節税ってあんまりできないんだなーということもわかりました。

この状況になってからだと、何しても利益を数年間塩漬けするだけになっちゃうなと。

例えば生保とか、共済系とか。

ウチの事業の性格上、やっぱり来年すぐに使えるお金が、ある程度潤沢に欲しい。

それを考えると、利益繰り延べメインの節税より、しっかり納税して最大の現預金を残す方を選びました、というところです。

税務を依頼している会計士さんからは

「税金覚悟しといてね」

って言われちゃいました苦笑

あ、家賃の前払いだけはしっかりやりました。来季は1年間家賃支払いないので、ちょっと気が楽かな。そんなに大きな額じゃないけど。

もちろん(あくまで合法的な範囲で)裏技を駆使すれば、もっともっと節税できるのは聞いてます。ま、そのあたりは来季がんばります。

今期はあまりできなかったですが、本来まだまだウチは税金をポーーンと払うほどの資産状況じゃないので、会社や雇用を守る上でもしっかりと節税していきます。

まずは来期の役員報酬決めないとね。

メディア事業をスケールアップさせる

メディア事業のスケールアップについても、ある程度は達成できました。

運営メディアはいくつかあるんですけど、基本的には1メディアのみでしっかり収益化していて、他のメディアは育てている最中です。

その中でも

  • アド
  • SNS
  • リス
  • SEO

と色々考えましたが、現状SEOが集客の中心です。

SEOについては色々こねくり回したり正攻法で行ったり、色々試しました。割と知見も貯まってると思います。

ただ正直、この状況はあまりよろしくないので、色々考えている最中。

今後はいまいち芽の出ていないメディアをどうしていくか考えつつ、売上・利益を維持向上できるように調整していきます。

とは言え「メディア事業でガンガン行きます!」というフェーズは終わったかなーと思っているので、そろそろ他事業のことを考えていかないとね、というところです。

EC事業を軌道に乗せる

これはまったくできませんでしたね。力不足でした。

他事業から得た利益を元に、割と広告費をかけたりしてみたんですけど、正直大赤字でしたし笑

全然最適化できてないなと。

ただここまで運営してきた中で見えてきたこともあって、来期以降に活かしていく道筋も立っています。

実はEC事業は自社運営ながら、かたちとしては運営代行。なので、在庫は一切持っていません。

売上の数十パーセントを運営代行費として頂いている形です。

お取引しているのはメーカー+小売を営まれている企業なので、そもそも在庫を持っている会社さん。

そして弊社は在庫リスクを持たないので、報酬となる運営代行費も低めに抑えています。梱包・発送もお願いしています。

そういう意味では弊社にも、取引先にとってもリスクの少ない事業ではあるのですが、だからこそお互いに力が入り切らないところがあります。

弊社としては、持ち出しで作ったサイトの制作費は回収できたかな、というところです。しかし、同じくらい広告出稿したので、結局まだまだ赤字。

今後は広告を回しながらも利益をだせるかたちにしないといけません。

ただ、昨期取り組んだことがひとつヒントになっているので、取引先ともそこを突き詰めてやっていこうと話しています。

来期末にいい報告ができるようにがんばります。

受託は現状維持くらいでキープ

これは思惑通りにいったかな、というところですね。

何だかんだで割と忙しくしてる月もありました。

特に10月〜2月はそこそこの規模の企業サイトを2件公開したので、バタバタしてましたね。

加えてスポンサードさせてもらっている名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(ウチのチーム的な意味で敬称略)の制作案件も頂いていたので、打ち合わせやらディレクションやら視察やらで、期を通じて忙しくしてたと思います。

ホントは制作実績にも掲載しないといけないんですけど、どうしても後回しに・・・苦笑

あと、長くお世話になっていたものの、利益率が悪いのに手数がかかる案件について、初めてお断りしました。

安定的に売上が立つのは嬉しいし、いざとなったら外注を内製にしたらそこそこ利益出るかな、とも思ったんですけど、ここは思い切って前に行こうと考えての行動です。

メディア事業で利益が出ているうちに、こういった断捨離が進められたことは良かったですね。

5期目、前半はいい波来てた!けど後半は・・・

僕とプライベートでお付き合いしている人はなんとなく感じてたかも知れませんが、弊社と僕のバイオリズムで言えば、

  • 上半期はすんごい調子いい!
  • 下半期マジでしんどい

という感じでした。

後半のしんどい部分については、売上云々じゃないです。

人の問題ですね。これもひとえに経営者としての力量不足。

ようやく心からそう思えるようになってきましたが、やっぱり素直に受け入れるのは難しい時期が続きました。

希望に満ちた上半期。でも不調の影は忍び寄ってきていた

今期に入るすこし前くらいから、ものすごい勢いで利益率が向上して、受託系も順調、まさに会社設立以来の絶好調を謳歌していました。

弊社は設立当初の2期はちょっとだけ赤字(僕の給料高かった説あり)、3期目でトントン、4期目は大きく伸びた、という経緯があります。

1〜3期目は、正直このままのビジネスモデルで突っ走っても「いつか自分の電池切れるなー」と思っていたのが実情。

制作をほぼ外注していることからくる利益率の低さから、会社の口座に20万円しかなかったことだってあります。

だから、4〜5期目で利益が大きくなっていく過程を見ていて、ものすごく嬉しかったんですよね。

ようやく一息つけるな、決意して一歩を踏み出してよかった、とホントに嬉しかったんです。

で、多分調子コキました。

お金の使い方は多分以前とそれほど変わっていないと思いますが、付き合いでの飲みは確実に増えましたし、そのときに使う額も大きくなりました。

気がつけば、そのころから不調の影が忍び寄っていたように思いますし、自分自身のストレスも高まっていったように思います。

もともと僕はちょいブラック寄りの制作会社にいたので、仕事に対して「寝なければなんとかなるでしょ」的なところがありました。

これをスタッフに押し付けるようなことは絶対にしませんが、なにか不安なところがあっても

「え、いけるでしょ?頼むね」

といった対応をしていたように思います。

忙しさにかまけて、人としっかり向き合ってなかった。

そして思い返せば12月頃には、修復不能な状況に陥っていたように思います。

売上や利益はまったく問題ない水準で推移していたので、そこに逃げ込み、自分をごまかしていたのかも知れません。

不調に陥った下半期

弊社は、労働環境はできるだけスタッフに負担のないように、裁量を与えていたつもりでした。

しかしそれが逆に重荷になっていたのでしょう。

友人の経営者に

「裁量を持たせすぎるのは、本人にとってはつらいことだよ」

と言われたときには、すでに遅きに失する状況。

詳しくは書きませんが、会社にとってとても重要で、これからも中心となって一緒に歩んでいって欲しいと思っていたメンバーが、会社に来られない状況になってしまいました。

あのときこうしていれば、などとあとから思えば改善点はたくさんあるのですが、当時は目をそらしていたのです。

その後にも大小様々な出来事があって、それでも向き合ってくれるスタッフもいて、ようやく平常なメンタルに戻ってきたところです。

なぜこうなってしまったのか、しっかりと向き合えるようになるまで、3ヶ月かかりましたね。。。

原因は先程も書きましたが、やっぱり人にしっかりと向き合っていなかったこと。

事業主である僕と同じようなテンションで事業に向き合うことを、知らず知らずのうちに求めてしまっていたようです。

事業主は、全部自分の責任で自分で考えて決断し、行動するもの。だから自分の裁量で、適度に力を抜ける。

ただし被雇用側は、他人の会社のことで裁量を与えられすぎると、全力で向き合いすぎてしまうケースがあるのかも知れません。

もちろん全員じゃないとは思いますが、責任感の強い人の場合、プライベートを擲(なげう)ってしまう可能性がある。

これをしっかりと管理するべきだった。僕はまだまだ経営できていないんだな、といま、猛烈に反省しています。

経営者にとって社員は顧客以上に大切です。

自分の代わりになって事業に向き合ってもらわなければならないし、そこでベストを出せるようにするのが、経営者の仕事のはず。

ところが僕は、まだまだプレイヤーとして振る舞ってしまっています。いまだに。

ここに最大の問題があることはわかっているのですが、すぐにどうにかできるような問題でも無いという難しさが。

ただ、これを解決しない限り、組織として成立しないでしょう。

将来的に一人会社になるのか、もしくは組織として生き残っていくのか。来期の僕がどう動くのかによって大きく変わると考えています。

そして、はじめての税務調査

今期の忘れられない出来事として、はじめての税務調査があります。

一応、そこそこ儲かってる会社にしか来ないということで、悪い気はしなかったのですが、来ないほうがいいに決まってますよね笑

ていうかウチの会社は普通に考えればバカ正直に利益を出しちゃってるのかな?とも思いますが、この辺りはホントに難しいところ。

仮に来期赤字になったとしても、未来には繰り越せるものの、過去にさかのぼって返してはくれないので、やっぱりまだまだ節税は意識しないとな、と考えています。

ちなみに「税務調査くるわー」っていうと、「大変ですねえ、大丈夫ですか?」なんて言われることもあるんですけど、普通に納税してたら全然問題ないのでお気遣いなく、というところです。

基本的に多少の「お土産」を持っていくのは事実のようです。

でもウチの場合は、売上発生時期の解釈の問題で、今期の売上にしてたのを「昨期の売上だよね」と指摘されたくらいです。

要は意図しない過少申告になっていて、本来昨期分として収めるべきだった税金と、それに伴う加算税を払っておしまいでした。

その分今期の売上と利益が減るわけですから、結局は同じことです。

税務調査の流れはこんな感じでした。

  1. 12月に税務署から電話で「税務調査行きます」と言われる
  2. 税理士さんと税務署で日程調整して3月に調査
  3. 調査日は2日間。色々調査員さんに聞かれる
  4. 過少申告などを指摘され、一旦調査終了
  5. 指摘されたところが確定
  6. 昨期分の税金と加算税を支払って終了

よく税務調査は突然来る、みたいな話もありますが、あれって相当大きい脱税容疑がある場合だけで、通常の税務調査はこんな感じのゆるーいものです。

もちろん調査員さんはガッツリ書類に目を通していくので、予め整理しておく必要があります。

でも普段から記帳をこまめにやっていれば全然問題ない範囲だと思います。

「脱税と節税の違いはアカウンタビリティ(説明責任)」

というのは何かの本で読んだ言葉ですが、僕らは税務の専門家じゃないので「間違い」に関してはある程度仕方ないことだと捉えられます。

「このような意図でこのように処理した」と説明できるものが間違っていても、それは重いペナルティにはならないということですね。

ただし脱税は説明できません。説明しようとすると

「脱税しようとして処理した」としか言いようがないですよね。

こうなると重いペナルティが課されることになるわけですねー。

僕は割とこまめに自分で記帳しているので、全然問題ないことも理解していました。

でもスタッフに任せちゃったりしていると不安になるので、会社が小さいうちは自分で記帳するほうがいいんじゃないかなと考えています。

6期目に向けて

さてそんなこんなでなんか色々あった5期目ですが、基本的には楽しかったです。

いろんな出会いがあったり、いままで経験してないことを経験できたり。

こんなふうに6期目も楽しんでいきたい。

10年持つ会社って10%以下なんだっけ?

まあこれは統計の対象企業によって大きく変わるからあてにならない数字なんだけど、まだまだ10期目までは道半ば。

10期目の時点でもまだ47歳だし。全然リタイアできない笑

会社も自分も、まだまだこれからも変わり続けて行くしか無いと思って、模索する日々を続ける覚悟だけはあります。

そして6期目の目標。

  • 受託・メディア事業の他に柱となる事業の芽を見つける
  • EC事業なんとかする(芽になるかも)
  • 売上は維持でOK!今期は伸ばさない覚悟をする

というところでしょうか。

3つ目の「売上は維持でOK」は、こないだ読んだ本「余計なことはやめなさい! ガトーショコラだけで年商3億円を実現するシェフのスゴイやり方」に書いてあって、割と目からウロコだったんですよね。

やっぱ売上とか利益が伸びてるときって気持ちいいです。経営者は。

でも振り返ってみると、いいことばっかじゃないなーと。

それによって失ったものもたくさんあった。

もちろん業績を伸ばしたいのは山々ですが、6期目はちょっとガムシャラに走るんじゃなくて、自分たちの価値とかやりたいことに、もう少し正面から向き合ってみたいと思っています。

そんな感じで今後ともよろしくお願いいたします!