株式会社ローリン

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2020.10.14

ビジネス

ブランドがあれば他には何もいらない。のかも知れない

代表の佐藤です。

最近よく買うもののひとつに「大磯屋」さんの焼そば麺とソースがあります。

熟成焼そば麺・大磯屋製麺所

我が家ではこれまで、3玉160円?とかそのへんのを使ってたみたいなのですが、もう戻れません。

確か運営堂さんのメルマガで紹介されたのがきっかけで、検索して通販で買ってみたんですけど、これがほんとに美味しくて。

ソースも焼そば専用でもちろん美味しいのですが、それより何より、とにかく麺が美味しい。麺に味がある、というか味が乗るというか。是非皆さんも試してみてほしいと思います。

ただ購入には、まあまあ高いハードルがあるんですね。

例えば、通販で買おうとすると10食+ソース1本+送料で3140円。うち送料が1,440円です。税抜です。

しかも商品購入のカートシステムなんてなくて、Googleフォームでの購入申込みのみ。当然支払いは代引き一択。

発送希望日を記入することはできても注文時には確定せず、発送のお知らせメールで知ることになります。

アマゾンでの購入に慣れきった身には、なかなか堪える仕様です。

僕はそれでも買ったし、一時は子どもたちに「もういい」って言われるくらい毎週つくって食べたし、日持ちするソースは5本まとめ買いしたりもしてます。

さすがに送料を考えるとなんとなくコスパが気になるので通販は初回のみですが、車で15分ほどのアピタ(名古屋近郊の総合スーパー)まで行って買うようにしています。

いやこのアピタまで行くのだって、僕の家から最寄りのスーパーは歩いて5分ほどなのに売ってないからわざわざ行くんです。しかもソースと麺両方売ってるスーパーを見つけるまで「こっちには麺はあるけどソースがない」とか、そういうハードルを乗り越えてます。

僕にとってはそれでも買いに行くほど美味しいのですが、正直最寄りのスーパーでも、探せば似たような美味しい商品はあるかもしれない。

でも大磯屋さんを知るまではそういう商品を買うこともなかったし、「どうせ焼きそばでしょ?どれでも一緒じゃん」とすら思わず、今までの人生ずっと粉末ソースのついた安い麺を買っていました。ま、あの安っぽい粉末ソースの味も大好きなんですけど。

で、たどり着くのはタイトルにした「ブランドがあれば他には何もいらない」ということです。

わざわざ選ばれるということ

少々高くても、買いづらくても、めんどうでも、それでも欲しい。そう思わせるブランドづくりに成功した企業は本当に強いです。

個人や企業(や製品)の良いブランドが確立すると、良いことしかありません。

まず、同業種と比較されることが少なくなるから価格競争から脱出でます。お客さんがファンになるのでリピート率が向上し、口コミされる可能性も一気に高まります。結果的に販促コストも減らすことも可能ですよね。というか、お金をかけるべきところにかけられるようになる。

でも、誰もがこうなりたいと思っているのに、できない。

できている会社とそうでない会社はどこが違うのでしょうか。

それはやはり「良いサービスや製品をつくり、それを伝える努力をする」ということ以外には無いように思います。ただ、どちらかしかできていない企業は多いようにも思います。

まず大前提として良いサービスや製品が必要です。とはいえ、そもそもこれができない会社はたくさんあるし、ウチがどうだと言われればちょっと口ごもっちゃう感じもありまして、えーと、その分細かい立ち回りや心配りでお仕事を頂いているわけですが、それは置いといて、例えばタンスを作っている家具メーカーさんって多分世の中にたくさんありますよね。

そういった会社が消費者にわざわざ選んでもらう製品を作れるのかといえば、そう簡単じゃないのは想像できます。タンスに何か特別なことを求める人は決して多数派ではないでしょうし。

僕が長くお手伝いさせてもらっているお客さんにも、今でこそブランドを確立して大きく成長されましたが、以前は大手メーカーのOEM受託で苦労されていた会社があります。

その苦労されていた時代を経て、現在は市場の2倍ほどの価格設定にも関わらず売上も伸びています。社屋も立派にしてスタッフさんも増やし、海外への輸出も順調です。

10年以上お手伝いさせていただいて痛感するのは「自分たちが本当にいいと信じるサービスや製品を作り続けることの大切さ」です。苦しい時代も今も、いつも変わらない姿勢で商品開発に取り組んでおられる。まずはこれがないと、一時的に時流に乗ってうまくいくことはあっても、長い目で見たら難しいよねと思います。

しかしもうひとつ、僕が外からの目で見ていて業績を伸ばしていくきっかけとなる大きな要因がありました。

それは、製品開発にはほぼ関与しない(=全幅の信頼を置いている)、広報活動とブランド醸成を担当する社員さんの雇用です。

それまでは大手からのOEMと個人への対面販売が多かったのですが、徐々に全国の販売店との取引も始まり、海外への輸出も加わって業績が伸びていったのです。

会社のモノづくり部門と広報部門が信頼しあって、お互いの持ち場に専念できる状況ができてからの伸びは本当にすごかったですね。元々持っていた「良い製品」というポテンシャルを一気に引き出した感。

冒頭で紹介した大磯屋さんも、おそらく自社の製品に関して自信があり、そして売上も順調なのでしょう。小売については、わざわざ買ってくださるお客様のために販路は作るけれど、スーパーや飲食店といった既存の取引先への納品を優先している。それでも買ってくれるならとフォームを用意しているのが伝わります。きっと、売れなくてもいいわけではないでしょうけれど、少々不便でも良いと思ってくれたら買ってくれるという認識でいるのだと思います。

それは良い製品をつくって、それを伝える努力をしているからですよね。

大磯屋さんは雑誌なりに取り上げられることも多いようですが、Youtubeクックパッドにレシピを大量にアップしているんです。僕はこれで、買ってから料理、食べるまでのイメージができました。

Youtube、めっちゃ手作り感あって大好きです。

あとはもちろん口コミですよね。

僕の少ないフォロワーしか持てていないSNSでも数人反応がありましたし、飲みの席でも話題になったり。あとは奥さんの妹が遊びに来たときにつくって「うまいよねー」って話したり。

「焼そばうまいよねー」じゃなくて「大磯屋、うまいよねー」なんですよね。

という感じで今日は疲れたのでここまでにしますが、弊社も色々と事業にキリが付いてきて設立7期目にして二度目の転換点がやってきていると感じています。ここまで自社の商品やサービスを持っている企業様のお手伝いをすることが多いわけですが、やっぱり羨ましいんですよね。

お客様の業績が伸びるのも楽しいのですが、最近、自分もそういった仕事がしたくなっています。コロナ直前は飲食店やろうかと思っていたんですけどね。。。

これを商売にしたい!という何かを見つけるまで、もう少し考えます。

著者情報

佐藤崇史
佐藤崇史代表取締役
Webの色々を中心に、様々なモノ・コトを使ってお客様のビジネスををサポートしています。特に地方で頑張る中小企業の業績を一緒になって伸ばしていくのに生きがいを感じます。自社Webメディア複数運営。最近はゲーム配信も少々。

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