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2020.12.12

ライフスタイル

2020年 代表佐藤が読んで面白かったおすすめの本ベスト5

2020年おすすめの本ベスト5

こんにちは。代表の佐藤です。

2020年に読んで面白かった本をおすすめとして紹介します。ただしマンガは除きます。読んだマンガは全部面白かったし。

では早速。

5位 失敗の本質/共著

去年読んでた気がするんだけど、どうも今年っぽい。とても面白いし、曲がりなりにも会社経営してる身としては気が引き締まる。旧日本陸軍のダメダメなところをこれでもかとえぐり出す。

僕は、「倒産事例集」みたいな本を割と見つけたらすぐに買って読みます。

読んでる最中はほんとしんどい。幸福な話は一切載ってなくて、だいたい暗い気持ちになるんだけど、それでも敢えて読む。

そこでやはり思うのは、致命傷を追う組織は、だいたいどこかで身の丈に合わないギャンブルをしちゃうってこと。

多分戦争でもそうだし、ビジネスもそうなんだけど、背水の陣はマジでNGで「最悪こうなった場合でも、こうすればとりあえず生き残れる」という算段をしてから行動するべきですよね。

運に身を任せた「ギャンブル」はせず、許容できる失敗の範囲内で「投資」する。もちろんキラキラした話にはなりにくいけど、その積み重ねで、少なくとも自分の周囲にいる人間は幸せにできるんじゃないかなと思います。

4位 容疑者Xの献身/東野 圭吾

小説楽しいですよね。

でも数年前までは若い頃サボった負債を返済すべくビジネス書優先で読書し、「ビジネス書、つまんないな」と思い始めてからは例えば上で挙げた「失敗の本質」とか「ファクトフルネス」とか読んでて、小説は読んでなかったんです。

ただ司馬遼太郎とか池波正太郎は読んでたし、すごーく若い頃は村上龍、石田衣良、角田光代なんかもチラッと読んでました。

で、ここにきて東野圭吾。

確かボクモ(行きつけの飲食店)のカウンターで話してて、おすすめされたのがきっかけで、その場でKindle版を買って、多分その夜から読み始めました。

そしたらもうめっちゃ面白いわけです。そりゃ人気出るわと。伏線回収が進撃の巨人です。

ということでとてもおすすめ。

おすすめされるまでも無いでしょうが。

 

3位 おカネの教室/高井浩章

子供に対する、お金の教育の必要性をすごく感じています。

というのも、やっぱり僕自身があまりに知識がないまま大人になってしまって、慌てて勉強した経験があるからです。

どうも我々の親世代はお金について「子供は知らなくていい」という感覚を持っていたように思いますし、実はそんな親世代に育てられている僕らも、一定の割合でお金のことを家族で話すのはなんとなく避ける、みたいな人がいるかも知れません。

でも例えば、何故お菓子が年々小さくなっていくのかとか、貯蓄だけに頼るのはそれなりにリスクあることとか、そういうことはできるだけ早く理解しておく必要があると思います。

で、子供向けの本をたぶん10冊くらいは読んだのですが、その中でも導入としてよさそうなのが、この本です。中学生くらいであればじゅうぶん理解しつつ楽しく読めると思うので、一家に一冊置いとくといいかなと思って買いました。

 

2位 絶対に挫折しない日本史/古市憲寿

この人、以前はネット上の知識人的立ち位置だったと記憶していますが、テレビとかでチラッと見て、「あれ、いつの間にタレント枠に行ったのかな?」と思っていました。

ただ、どなたかは忘れちゃいましたが、僕の信頼している方がSNSで「面白い」と言っていたので、買って読みました。僕個人に向けたものじゃなくても、おすすめされたと感じたものは割と買う方針なのです。

ちなみにこの本は自分のためでもあるし、息子も読むといいんじゃない?と思っての購入。そういう場合、他の本でも同様ですが、自分はKindleで読みたいけど息子には紙で置いとくほうが読むかもと思っているので、電子・紙両方買います。まあまあな出費です。

で、読んでみたら、面白い。

特に前半は中学生くらいでもサクサク読めて楽しいと思う。口コミ見ると歴史の本ではない、という評価もありますが、大まかな流れとか娯楽としてはとても良いし、筆者の考察や解釈も面白い。

歴史知りたいけど、歴ヲタはちょっと違う、という人におすすめです。

 

1位 風神雷神(上・下)/原田マハ

最近読んだ本の中でこれが一番でした。すごく楽しかった。

そもそも前提として、一時期「琳派」に興味を持って展覧会に行ったり、イタリア旅行で最後の晩餐やウフィツィ美術館を見たりしてました。あとは戦国時代に興味があったりね。そういうのを全部「線」としてつなげてもらったような感じです。

俵屋宗達の「風神雷神」を軸に物語が進むフィクション。歴史小説の体だけど、完全なるフィクションです。だから「そんなことあるかーい」と思ってはいけません。

それにしてもサクサクとリズムよく進む展開、現代と過去を行き来する(実際にはこの小説は1往復。他の作品は行き来するものも)手法で、ぐいぐいと引き込まれていきます。

原田マハ作品はこれを読んだ後「暗幕のゲルニカ(ピカソが題材)」「楽園のカンヴァス(ルソーとピカソが題材)」「カフーを待ちわびて(沖縄を舞台にした恋愛小説)」も連続で読んだけど、どれも面白かったです。

ちなみにこの本もボクモのカウンターでおすすめされて、その場で4冊一気に買った気がします。仲の良い人のおすすめって強力。

(マンガ以外の)2020年イチオシの本は、原田マハの作品群、ということでよろしくお願い致します。

 

2020年に買った本はこちら

買った本をリストに。買ったけどほとんど読んでないのもあります。

  • 「バカな」と「なるほど」 経営成功の決め手!
  • 未来IT図解 これからの5Gビジネス
  • 自虐の詩 文庫版 上下巻セット
  • 幻影(イメジ)の時代―マスコミが製造する事実 (現代社会科学叢書)
  • ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
  • きれぎれ (文春文庫)
  • なんで僕に聞くんだろう。 (幻冬舎単行本)
  • 日本凡人伝 (新潮文庫)
  • 失敗の本質
  • シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (NewsPicksパブリッシング)
  • BLUE GIANT SUPREME
  • 日本はなぜ敗れるのか 敗因21ヵ条 (角川oneテーマ21)
  • 40代からのお金の教科書 (ちくま新書)
  • バーのマスターはなぜネクタイをしているのか? 僕が渋谷でワインバーを続けられた理由
  • イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」
  • 宇宙兄弟
  • 1億人のSNSマーケティング バズを生み出す最強メソッド〈SNS検索、インフルエンサー、UGC、ULSSAS〉
  • 鬼滅の刃
  • 「感染症パニック」を防げ!~リスク・コミュニケーション入門~ (光文社新書)
  • 世界は夢組と叶え組でできている
  • キングダム
  • ドラえもん 0巻 (てんとう虫コミックス)
  • 暴力と不平等の人類史―戦争・革命・崩壊・疫病
  • 14歳からのお金の話
  • 欧州 旅するフットボール
  • ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則
  • 進撃の巨人
  • 黄金の丘で君と転げまわりたいのだ 進め マイワイン道! (ポプラ文庫)
  • 経済政策で人は死ぬか?:公衆衛生学から見た不況対策
  • PASTA ―基本と応用、一生ものシェフレシピ100
  • 僕らはSNSでものを買う
  • 孫子 (講談社学術文庫)
  • ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。
  • 残念ながら、その文章では伝わりません (だいわ文庫 E 353-1)
  • 快感回路 なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか (河出文庫)
  • 非情の城―戦国女城主秘話 (廣済堂文庫)
  • 先生、ワインはじめたいです!
  • 完全独習 統計学入門
  • BRUTUS(ブルータス) 2020年7/1号No.918CURRY for Geeks 混ぜる、食べる、混ぜる]
  • ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。
  • おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密 (しごとのわ)
  • 「おカネの教室」ができるまで: 兼業作家のデビュー奮闘記
  • 本の読める場所を求めて
  • アオアシ
  • 料理通信 2020年 9・10月合併号 雑誌]
  • 容疑者Xの献身 (文春文庫)
  • ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫)
  • サブスクリプション――「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル
  • 父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え
  • 笑えて、泣けて、するする頭に入る 超現代語訳 幕末物語
  • 超現代語訳 戦国時代 笑って泣いてドラマチックに学ぶ (幻冬舎文庫)
  • 13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう。
  • 信長を殺した男~本能寺の変 431年目の真実~
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)
  • 楽園のカンヴァス(新潮文庫)
  • カフーを待ちわびて (宝島社文庫)
  • ノルウェイの森 (講談社文庫)
  • 蝉しぐれ (文春文庫)
  • 絶対に挫折しない日本史(新潮新書)
  • Number(ナンバー)1014号[雑誌]
  • 大人の条件 さまよえるオトナたちへ
  • ボクたちはみんな大人になれなかった(新潮文庫)
  • 技あり! dancyuチャーハン (dancyu特別編集 プレジデントムック)
  • 家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった (コルクスタジオ)

著者情報

佐藤崇史
佐藤崇史代表取締役
Webの色々を中心に、様々なモノ・コトを使ってお客様のビジネスををサポートしています。特に地方で頑張る中小企業の業績を一緒になって伸ばしていくのに生きがいを感じます。自社Webメディア複数運営。最近はゲーム配信も少々。

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